イタリア人男性って、みなさまはどんなイメージをお持ちですか?
私は、世界で1番個性的な人種がイタリア人ではないかなぁと思います。
1人1人、性格が違う。
ただ1つ共通していることは、悪気がないから、なぜか許せてしまう、ということ!
私は、イタリア語を学ぶためにイタリアに来ました❗️
その時に出会った、1人のイタリア人男性とのお話しをしたいと思います。
【カナのシチリア人彼氏の自慢のプレゼント】
語学学校で仲の良かったカナには、語学学校に通っていた時から、シチリア人の彼氏ロベルトがいました。
ロベルトは絶対日本人にはいないタイプの男性で、おどろかされることが多かったのです。
その中でも記憶に残る2つのお話をしますが、まず一つ目のお話し。
ロベルトがシチリアに里帰りしたときのカナへのお土産が、シチリアの伝統的なお土産品"プーピー人形"です。
プーピー人形とは、シチリアの伝統芸能の人形劇で使うあやつり人形!
今でも、シチリア各地にあやつり人形劇場があり、劇の内容は中世騎士道物語、シチリアの歴史物語です。
あやつり人形は鉄でできていて、80センチ〜1メートルぐらい、重い物は8キロぐらいはあるような人形。
お土産用のプーピー人形は、小さいのは20センチぐらいから、大きさはさまざまです。
プーピー人形は私のこのみにはあわなく、持っていないので、サイトをさがしてみました。
どんなものか、知りたい方はこちらからチェックしてみて下さいね!
人形劇でも1番人気は、中世騎士道物語!
そのためか?
お土産用のプーピー人形は、騎士の人形が1番多いと思いました。
ロベルトはカナが喜んでくれると思い、大きい騎士のプーピー人形を買ってきてくれたのです。
「これはシチリアの有名なプーピー人形、ステキでしょう?
喜んでほしくて大きいの買って来たから、部屋に飾ってね!」
ロベルトはシチリアからカナの家に直行して、持ってきました。
ただ、そのプーピー人形は、私もカナから見せてもらった時に初めて見ましたが、正直どこに飾ってよいか?
思わず、考えてしまいます。
カナに「これ、どうしよう?」と、相談されましたが、ロベルトが来るときだけ飾ることにしました。
【カナが日本へ一時帰国時のお話】
二つ目のお話は、2月に2週間ほど日本にカナが帰った時のことです!
カナも私も語学学校では3ヶ月コースだったので、1月末でコースは終了しました。
ある日突然、ロベルトから私に電話がかかって来て、「カナはどこにいるのか?」と、聞かれます。
「カナは日本に帰ったよ、聞いているでしょう?」
と、私は答えました。
「本当に帰ると思わなかった、理由は何?帰ってこないということはない?」
「一時帰国だから、2週間で帰ってくるから安心して!」
こんな会話をして電話をきったので、理解してくれたかなぁと私は思っていました。
カナと私の家は案外近くて、歩いて行ける距離です。
しばらくすると、インターホンがなったので誰かなぁと、答えてみると。
なんと!ロベルトでした。
ロベルトの家はミラノ近郊のノバーラ(NOVARA)という街!
ミラノに来るのには国鉄を使わないと行けません。
ロベルトは、「カナに会いたくて、終電も調べずにミラノに来た。
もう終電がないから、アイの家に泊めて❗️」
私はその言葉にあまりにビックリして、声がでませんでした。
私のイタリア語では説明不十分だと思い、同居人のエミに説明をお願いします。
帰るように言ってもらいました。
エミの説明で、ロベルトはわかったと言ったのですが、再びインターホンがなります。
やはり、またロベルト。
今度は外に私がでていって、カナは別にあなたがきらいになって帰ったわけではないと説明。
夜も遅い!エミは明日は学校あるし、静かにしてほしいとお願いします。
なんとか理解してくれて、ロベルトはその場から消えていきました。
当時は今とは違いラインもないので、すぐにはカナに連絡が取れなくって、どう対応すればよいか?と、困った経験です。
後日、あの後ロベルトはどうしたのか?と、カナに聞いたら野宿して家に帰ったらしい。
カナも、「一時帰国するけど、2週間で帰ると話してあったのになぜミラノに来るか?」理解できないと言っていました。
結局2人はすぐに別れてしまいましたが、今でも話題にでるシチリア人の彼です。
ロベルトは少し、シット深いところがあり、とても情熱的。
ただ日本人なら、終電は考えて行動すると思う。
私にはロベルトの行動は、理解ができませんでした。
それでも、その行動は愛嬌でかわいく思えてしまうのが不思議です。
私だけでなく、エミもロベルトの行動にあきれつつも笑っていました。
ロベルトのお話は、一例ですのでイタリア人男性がみんな、このようではありません。
イタリアでの、今となっては思い出深い出来事になりました。
イタリアは景色だけでなく、イタリア人とのコミュニケーションでも思い出がたくさんあります。
イタリア人はいつも前をむいて歩いている。
ポジティブで自分のしたことに後悔をしていない!
そんな印象をうけ、私の考え方にも良い影響を与えてくれました。
GRAZIE❗️
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