「同じスイスの国なのに、ルッツェルンとはなんか雰囲気違うね。建物がフランスっぽいような気がする!」
思わずそんな言葉を、ロンドンの語学学校で一緒だったヘクトーに言ってしまうぐらい、ルッツェルンとジュネーブのイメージが違いました。
私はミラノにイタリア語を勉強に来ていて、週末にヘクトーを訪ねてジュネーブをおとずれています。
ジュネーブに来たお話はこちらの記事を読んでください。
【ジュネーブの観光第2弾】
ジュネーヴ観光の第二弾は旧市街の丘の上にあるバスチョン公園からスタートしたいと思います。
バスチョン公園は、さすがに11月はのんびりするのには少し寒い。
夏は涼しそうで気持ち良さそうな場所です。
寒いからバスチョン公園を歩き始めると、そこには宗教改革者記念碑!
ヘクトーが説明をしてくれます。
「ジュネーブは16世紀にサヴォイア公国から独立した後、宗教改革の中心になった。
その中でも、活躍していた宗教改革者はジャン・カルバン!スイスのフランス語圏はプロテスタントの町が多い。
フランスからもたくさんの、新教徒が逃げてきたらしいよ。
スイスは、言葉も4言語、宗教もミックスしていて町により雰囲気が違うから、楽しいでしょう?」
スイスの国が大好きで、いつも自慢するヘクトーです。
その当時の私は相変わらず無知だったので、フランスがカトリックの国だから、ジュネーブもカトリックだと思い込んでいました。
ジュネーブのサンピエール大聖堂はプロテスタントの大聖堂です。
旧市街観光は、本当に楽しくて新しい発見がたくさんありました。
ルソーの生家を見たあとは、旧市街の味のある小道を歩いて湖のほうへと向かっていきます。
18世紀のフランスの思想家ジャン・ジャック・ルソーは、ジュネーブ生まれ!
当時のジュネーブはスイス連邦には加盟していなく、独立して共和制をとっている1つの国だったようです。
ルソーはフランス生まれだと思い込んでいた私には、新しい発見でした。
レマン湖沿いを歩いていると、11月は日の入が早くて、あっという間に暗くなります。
ヘクトーが、「チーズフォンデュが食べたいんでしょう?」と私に質問
私は、「イエス(YES)!」と即答します。
私がジュネーブに来たのは、夏にスイスを訪れた時のヘクトーの言葉、「冬にスイスに来たら、チーズフォンデュを食べに連れて行く!」があったからでした。
旧市街に雰囲気もよくて美味しいところがあるからと、坂道を登り、再び旧市街へ向かいます。
ライトアップされた旧市街は、また雰囲気が違いステキでした。
私が絶対にチーズフォンデュを食べたいと言うとがわかっていたので、ヘクトーはレストランを予約してあったようです。
土曜日の夜だから、混むのにすぐ入る事ができました。
チーズフォンデュのチーズにからめるのは、日本とはちがい、スイスではパンだけです。
前菜にサラダを頼み、ヘクトーの彼女もいたから、3人分のチーズフォンデュを頼みました。
チーズフォンデュには、合わせる飲み物は白ワイン、白ワインで乾杯をして本場のチーズフォンデュを味わいます。
チーズフォンデュは日本の鍋料理のような物、寒い中歩いてきて、鍋の火をみると体が暖かくなるような感じがする。
チーズフォンデュはフランス語圏の食べ物だから、ジュネーブで食べられてよかった。
あまりに美味しくて、鍋を見たときは量が多いかなぁと思いましたが完食!
最後に鍋に残ったところは固まって、チーズクラッカーみたいと鍋から取って食べました。
美味しい物を食べると幸せになりますね。
その日は一晩中、笑顔の私です。
偶然にもヘクトーがジュネーブに転勤して、私を招待してくれて、チーズフォンデュが食べられました。
出会いは大切ですね!
MERCI❣️
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