スイスでハイキングへ行って来たというのを聞いて、羨ましいなぁ、行ってみたいなぁと思いませんか?
私は山登りが苦手で、山へ行きたいとは思わなかったのです。
「スイスで山へ行かないなんて!」
そう言われると、いやとはいえなかった。
私は運動音痴で、学校の遠足の山登り嫌々行っていたのを思い出してしまうのです。
山に登ることになったことについては前日の記事を見てください。
【リギ山にたどり着くまで】
前日の電話で、ロンドンの語学学校であった友人たち(シモンとヘクトー)がどこの山に行くか?相談していました。
「たくさん歩きたくない!」
その私の一言で決まったのが、リギ山です。
"リギ山は標高1800メートルぐらいで、山の女王"と言われています。
ルッツェルンの町からのアクセスが良いらしいです。
山行くので、その日の朝は早かった。
残念ながら、テラスでの優雅な朝食はのんびり楽しめません。
スイス人は、フランス人、スペイン人より早起きで、低血圧でないのか?朝から元気です。
よく晴れて、雲一つない朝。
とても風が気持ちがよかった。
チューリッヒから1番ロンドンの留学時代、よく遊んでいた男子ヘクトーとルッツェルン(LUZERN)の駅で待ち合わせです。
懐かしさに、みんな興奮!
まさか、スイスでみんなと会うとは誰も思っていませんでした。
スイス人の友人達は、必ず誰かドイツ語が話せない人がいたら英語で話してくれます。
気遣いなのでしょうか?
やはり同じ国(九州ぐらいの大きさしかない。)で4つの言語がある。
小さい時から英語を話す習慣がしみついてるように感じて自然でした。
まず、遊覧船でフィッツナウ(VITZNAU)まで行きます。
そこから、リギ鉄道に乗り換え。
リギクルム(RIGI KULM)まで行きます。
【リギ山】
ここで何も知らない私にヘクトーが説明をしてくれました。
「リギ鉄道はヨーロッパ最古の登山鉄道だそうです。(ヘクトーのリギ山のお勧めポイント!)
スイスは鉄道の国。私鉄、国鉄あわせ5,000キロほどの総距離。
鉄道の会社も60ぐらいある。
だから、山も歩いて登らなくても簡単に電車で山頂にいける。」
「そうなんだ❗️私は山登りと言ったら、歩かないといけないと思っていた。」と、答えます。
どれだけ、歩かされるのだろう!と心配した私は、一安心!
30分ぐらいで山頂駅に到着しましたが、車窓からの景色はまさしくハイジの世界でした。
牛が近くに見え、カウベルの音が聞こえる。お花も綺麗です。
電車から下を見ると、遊覧クルーズをしてきたフィアヴァルドシュタット湖も見えます。
遠くですが、アルプスの山々も見えて来ました。
山は午前中の方が綺麗だから!と、早起きしてよかった!
【リギ山山頂にて】
山頂駅に到着すると、レストランが見えます。
休憩かな?
「リギ山の頂上までは30分もかからないから、歩こう❗️」ヘクトーが言いました。
さすがにここまできたら、山登り大嫌いな私も、頂上からの景色に興味津々です。
「イエス(YES)」の一言!
歩きながら、ハイキングのマナーを教わります。
すれ違うときにはあいさつするそうです。
"ハロー(HELLO!)"又は、
"サリュ(SALUT!)"
2人のマネをして、私もすれ違う人にあいさつをします。
知らない人にあいさつ。慣れなく最初は照れましたが、そのうちに慣れて来ました。
頂上からは360度の景色。
リギ山は1800mで決して高い山ではありません。
それでも、遠くには4,000メートル級のアルプスが見えます。
ツーク湖、ラウエル湖。
ヘクトーがまわりの景色を説明してくれてました。
「絶景!きれい!」
自然に興味がなかった私が、興奮して1番騒いでいます。
レストランに戻り、ランチにしました。
「やはり、ハイキングのあとはビールだよね!」
3人で乾杯!
スイスの山の上で、何でも高い!
"でも、この景色考えれば納得かなぁ"
山だから、ランチはソーセージにロシュティ(ROSTI)
全ては友人達のお勧め通りにオーダーします。
ロシュティはスイスの名物料理だそうで、細く切ったじゃがいもで作られてます。
(ヨーロッパ人はじゃがいも大好きな土地柄のようです。スイスでもじゃがいもでした!)
ロシュティはソーセージのソースに合いました。
仔牛のソーセージも美味しい。
景色のせいか?不思議と昨日のランチほど高い!とは感じない大満足のランチでした。
ここで、メルシー(MERCI!)と、清算をすませます。
「なぜ?ここはドイツ語なのに、フランス語?」
と、疑問に思い聞いてみると、「"ありがとう"はスイスではメルシーのほうが一般的。
ドイツ語圏でも、メルシー」と言うんだそうです。
「ハイキングのあいさつも、"サリュー"
はフランス語だよ、その人の好きな言葉っているよ。」
納得したような、しないような?
これも文化の1つかなぁ?と、勝手に納得します。
帰りは下りだから、1駅下まで歩いて電車に乗りました。
しかも、最後に歩こう!と、言ったのは私でした。
見たことのなかった大自然に圧倒された1日!
私に、自然の美しさ、ハイキングの楽しさを教えてくれた友人たちに感謝しなければ!と、感じる1日でした❣️
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