シチリア島のリゾート地タオルミーナには、どんな魅力があるのでしょうか?
私たちはミラノでイタリア語の語学学校に通っていました。
そんな時、友人2人と南イタリアを旅行することになります。
前回はギリシャ劇場をご案内しましたので、今回はタオルミーナの他の見所を紹介。
【タオルミーナの中心の4月9日広場】
タオルミーナのメイン通りはショッピング街、お土産物屋さん、ブティック、レストランが並んでいます。
私たちはギリシャ劇場の後、メイン通りであるウンベルト一世通りに戻りました。
通りを半分ぐらい歩くとそこには、時計塔のある広場がありました。
広場の名前は4月9日広場!
4月9日の名前がついた理由とは!
外国人支配が長かったシチリア島の人々は、ヴィットリオエマヌエル2世のイタリア統一運動を支持していたそうです。
ヴィットリオエマヌエル2世のもとで活躍していたガリバルディ将軍が、シチリア島にやってくると言われていた日が4月9日でした。
結局、そのうわさは間違いでガリバルディ将軍のシチリア島上陸はその日より遅れたそうです。
しかし、イタリア王国併合を記念した日が4月9日は変わらない。
そのため、4月9日と名前がつきました。
4月9日が、ガリバルディ将軍のシチリア島上陸の日と思っている人も多いようです。
広場には小さい教会が2つに時計塔があり、広場からの景色も絶景。
ここからも、エトナ山、山の上にあるカステルモーラの街、映画"グラン・ブルー"の撮影にも使われた"サン・ドメニコパレスホテル"も見えました。
この広場に面してレストランもあり、昼、夜にぎわっています。
【タオルミーナのメイン通りの見どころ】
メイン通りの建物のほとんどは、昔の貴族たちの住居!
建物はその時のまま。
入口が立派だったり、バロック時代のベランダが残っています。
時計塔の先をさらに歩くと、ドゥオモが見えてきました。
このドゥオモはサン・ニコロに捧げられた教会で、一見みると要塞のように作られています。
中世には小さい教会がありましたが、1400年に今のようになりました。
シチリアらしく、いろいろな文化の影響を受け、ルネッサンス、ゴシック、アラブの様式も見られます。
ドゥオモまで来ると、すぐに旧市街の最後のカターニャ門。
メイン通りの途中には小道があるので、それを入って行くと、また違う雰囲気が見えておもしろいです。
【タオルミーナのビーチへ】
メイン通りの後は、今度はタオルミーナのビーチへ行くことにしました。
タオルミーナの旧市街からビーチへは、ロープウェイがあり下に降りる事が出来ます。
ロープウェイを降りて行くと、小さなビーチがいくつかあります!
その中でもっとも有名なのがイゾラ・ベッラがあるビーチ!
ジャルディーニ・ナクソスのビーチのほうが広くて泳ぐには良いです。
イゾラ・ベッラもタオルミーナの観光ポイントで、訪れる人が多い。
イゾラは島という意味ですが、島といってもここは陸との距離は近い!
夏になるとイゾラ・ベッラには青の洞窟があり、観光用の小舟で行くことができるのです。
残念ながら3月は小舟が出ていなかったので、イゾラ・ベッラだけ見て、再度ロープウェイで旧市街に戻りました。
【丘の上の街カステルモーラ】
旧市街に戻り、他に見るところはないかなぁと観光局に行きます。
すすめられたのが、丘の上のカステルモーラ!
カステルモーラへはタクシーで行くことができますが、メイン通りから小道があるので歩いて行くこともできます。
行きは登りなので1時間ぐらいかかるようですが、時間があればオススメと言われました。
カステルモーラには小さい要塞があり、お土産物屋さんもある観光地で、名物はアーモンドワインです。
カステルモーラは景色が良いので、行きはタクシーで行って、帰り道を歩いて降りてくるのが良いと思いました。
連日の観光で疲れてしまったので、今回はメイン通りからすぐ行ける市民公園で景色を楽しんで終わりとします。
市民公園もお花があり、エトナ山も見え、のんびりできるので素敵な場所でした。
お花も咲き始める3月のシチリア島は、景色もキレイで観光客は少なくのんびりできました。
友人との3人旅は興味は違う。
それだけに色々な見方、その街の良いところを知れて良かったと感じました!
1人では味わえない楽しみ方ができたことに、毎日感謝です。
GRAZIE❣️
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