「アイ!私の代わりにイスタンブールへ行って!」
突然クリスマスパーティーの日に、夏にユカさんに紹介されたユキからお願いされます。
私はミラノにイタリア語を勉強に行き、ビザの関係で行ったロンドン旅行での出来事でした。
【突然のイスタンブール旅行】
突然のユキの言葉はあまりにもびっくり!
よく話を聞いてみると、学校の友人と安いからとパックツアーに申し込んだそうです。
しかし、ユキは年末はアルバイトが忙しくって休めない。
旅行会社で変更できるなら、私に行って欲しいと言われました。
タイムセールのような格安ツアーだったので、キャンセルはできなかったそうです。
確かに安くて魅力的。
12/28〜31で、2泊3日のトルコ、イスタンブールへの旅、99ポンド!
飛行機はLCCのイージージェットを使い、2日目にはイスタンブール観光とお昼が付いています。
もちろん、ホテルと朝食も付いていてこの値段は安い。
飛行機のネーム変更が大丈夫であれば行くことにしました。
翌日ユキと一緒に旅行会社に行くと、手数料さえ払えば大丈夫と言われます。
手数料はユキが出すから、ということで行くこと決めました。
【イスタンブールに住む友人と会う計画】
イスタンブール!
その街の名前を聞いて、私はロンドンの学校で一緒だったイスタンブールに住む男子アルプを思い出します。
「イスタンブールに来ることがあれば、連絡してね。」と、帰国する前にアルプも言っていました。
さっそくアルプに連絡をとってみると、私からの突然の電話でびっくりしています。
ホテルの場所はわかるから迎えにいく、是非家で食事をしようとディナーに誘ってくれました。
【イスタンブールへの旅】
いよいよツアー当日を迎えます。
パックツアーというものに、あまり行ったことはない。
しかもイギリスからのツアーだから、まわりはイギリス人ばかりでドキドキです。
一緒に行くサキは、クリスマスパーティーには来ていなかったので事前に、ユキに紹介してもらいました。
空港はロンドンスタンステッド空港!
(ロンドンには5つの空港があり、スタンステッド空港は主にLCCが使っています。)
イスタンブールまでは約4時間。
イギリスとの時差が-2時間(現在は1年中夏時間ですので時差は-3時間です。)ですので、着いたらもうあっというまに夕方!
アルプは友人が一緒なら、一緒に連れてきて良いと言っていたので、サキを誘います。
サキからの答えは、「何かお土産を買って行く必要があるなら、私はマックのハンバーガーで済ませるから行かない。」でした。
【トルコの家庭でのディナー】
お菓子は好みがあるので、お土産にはお花を買うことにします。
アルプが迎えに来てくれて、「友人は一緒でないのか?」と、やはり聞いてきました。
「知らない人の家は気がひけるみたい。」と、伝えアルプの家に向かいました。
アルプは妹と両親と、4人で住んでいます。
トルコは世界3大料理の1つの国で、美食で知られた国。
アルプも母の料理自慢をしていたので、とても楽しみでした。
野菜系の前菜が豊富で、テーブルにはたくさんの料理が並んでいます。
特にナス、トマトを使った物も多く、私は香辛料も好きだったので全てが美味しい。
ご両親達はとても良い方。
「お土産なんて持ってきてもらわなくても良かったのに、気を使ってくれてありがとう。
明日はお土産いらないから、友人も連れて一緒に来て!
外国から、お客様がやってくるのはうれしい。
日本人は特にウェルカムだから、来てくれるだけで良いからね。」
こんなことを言ってくれて私はとてもうれしかったです。
食事は、ヨーロッパの味とは香辛料が効いているから、少し違う感じがしました。
とにかく、量が多い。
テーブルに並んでいたのは前菜だけで、後からメインが2種類。
どれも、私の好みの味で美味しい!
最後の甘いデザートだけは、食べれませんでした。
トルコはイスラム教の国だから、ぶた肉は一般的には食べないのです。
お酒は飲む人も多いようで、ワインもだしてくれて、私にはとても楽しいディナーでした。
お母様からは帰るときにも「明日も夕食食べに来て!」
私は「友人を連れて2人でおじゃまします。」と約束して、ホテルへ帰ります。
海外旅行は誰でもできるけど、家庭料理は知っている人がいないと味わえない。
家庭料理こそが、その国の本場の料理だなぁと感じる私!
明日こそは、一緒に旅をしたサキにもこの感動味わって欲しいなぁと思いました。
お金には変えられないステキな出会いをありがとう❣️
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