生きていると、時には危険な目にあうことがありますよね?
それが、海外だと特に怖い!
防げる危険と、防ごうと思ってもダメな時もあると思います。
私はロンドンに約1年間留学しました。
その時に体験してしまった事件をお話しします。
【今まで生きていて1番怖かった日】
私の人生で一番こわかった事件はロンドンでおこりました!
それは楽しかったミュージカル、オペラ座の怪人を観た後の帰り道の事です。
私はスイス人の友人ヘクトーの車で来ていたので、ピカデリーサーカス近くの劇場から、南に向かって走っていました。
ロンドンに車で来る利点は、電車を待たなくても良いこと、悪い点は渋滞です。
22時もすぎれば渋滞もしてないだろうというと、思っていました。
その日はミュージカル終了後、車に乗ったらなぜか?まったく車が動かないほどの大渋滞だったのです。
私たちもしばらくは、オペラ座の怪人の余韻で興奮していて、渋滞もあまり気にはなりませんでした。
やっと車がトラファルガースクエアに入った時、周りの様子がおかしいのに気づきます。
【悪夢のトラファルガースクエア】
車だけではなく、大騒ぎしてる人たちがトラッファルガースクエアにはたくさんいたのです。
私にはまったく何か事情が理解できませんでしたが、一緒にいたヘクトーが状況を把握して、私に教えてくれました。
「今日はサッカーのイギリスとドイツの試合があった!
ちょうどイギリスが、ドイツに負けたばかり。
サポーター達がお酒を飲み、イギリスが負けたことに不満で大騒ぎをしていると思う!」
いわゆる"フーリガン"たちが騒いでいたのです。
車の中なら、鍵がかかっているから安全と思っていた私たち。
抜け道がないから、このまま車が徐々に進んでいくのを待つしかない!
車が動かないので、車の窓をたたく人、止まってる車の上にのってくる人もいました。
半分狂ったような人たちばかり。
車の中だから、安心とは言ってもこわかった記憶は今でも残っています。
そのうち、私がのっていた車にもフーリガン達はやってきます。
助手席側の扉を開けようとしました。
鍵がかかっているので、当然、扉はあかなかった。
それでも無理にあけようとする人達!
私は怖くて怖くて、早くトラファルガースクエアをぬけてほしいと祈ります!
狂ったようなイギリス人たちの力はおそろしい。
車の扉は開かないのに諦めようとしないで、無理やり開けようとする人たち!
そのうち本当に扉があいて、フーリガンの1人は一瞬のうちに私の腕時計を腕からうばいました。
扉を閉めたか?と思えば、また開けて今度は手に持っていた私のカバンをもうばってしまいます。
そのあとフーリガン達も移動してしまい、少し静かになったようです。
(恐怖のあまり、盗られてから静かになるまでの記憶がありません。)
怖くて怖くて震えていた私も半狂乱になり、車を降りてカバンを探しに外へでてしまいました。
すぐ近くのゴミ箱に捨てられていた私のカバン。
時計は見つかりませんでしたが、カバンだけは何も取られず残っていました。
【事件後に私が思ったこと】
カバンはなぜ残っていたか?
思えば、数日まえにスリにあっていて財布は盗まれ、入っていたのは小銭いれとクレジットカードとハンカチだけだったからです。
"なぜ車で来てしまったのか?"と、思ってしまいましたが、電車で来ていたら国鉄の駅はトラファルガースクエアの先のチャリングクロス。
歩いてあのフーリガン達に巻き込まれていたら、命があったのか?
本当に怖くて、今でも男性の大声、怒ったような声をきくと私の心は震えが止まらなくなります。
歩いていたら、これ以上の後遺症が残ったと思いました。
結局、被害は少なく私は守られたなぁと考えるようになります。
イギリスでは、アルコールの販売には23時までと時間が決められています。
あのお酒を飲んでくるったようになる人たちをみると、そのような法律が必要なのもわかる気がしました。
数日前のポートベローマーケットでのスリ!
それは、貴重品を入れたリュックを日本のようなつもりで持っていたから、盗まれました。
ただの私の不注意なので、気をつければ防げる危険です!
海外旅行だけでなく、日本にいても生きている限りは危険はあります。
海外にでたら、特に常に新しい情報を得て、回避できる危険は回避しましょう!
海外は日本人とは違う人々、日本とは違います。
どんなに楽しくても、注意は必要です。
危険な目にあいながらも、最悪の事態は免れたことに感謝❣️
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