忘れられない友人との別れと、友人との再会!

スイス
 次、いつ会えるか?わからない友人との別れは、言葉では表せないようなさみしい気持ちになりませんか?
 
 
私はロンドンの語学学校で一緒だった友人、シモンの家に滞在していました。
 
語学学校で一緒だった女子学生はもう1人います。
 
それが、ルッツェルンLUZERN)郊外に住んでいるシルヴィアでした。
 

シルヴィアは仕事をしているので家におじゃまするのは申し訳ないと思い、中々連絡できません。

 

そんなとき、シモンの家にシルヴィアから電話がありました。

 

「いつ来るの?」

シルヴィアにそんな嬉しい言葉を言われ、行かないわけに行かない。

シルヴィアの好意に甘えることにしました。

 

 

 【シモンとの別れ】

テラスでの朝食、仲の良い家族との会話は私には楽しいひと時です。

シモンは夏休みとはいえ、車の教習所に行かないといけないシモンの邪魔はできませんでした。

シモンとの関わりについてはこちらを読んで下さい。

心待ちにした親友との再会!

 

シルヴィアの家に行くね」と、いうと、シモン涙いっぱいです。

人見知りで、日本では友達がすくなかった私。

人生の中で一番たくさんの人に出会い、たくさんの人に親切にしてもらった。

そんな夢のような時間は、留学でイギリスに来てから味わっています。

こんなに別れを惜しんでくれる友人がいる。

家族以外の人から受ける愛情というものを初めて知ったような気がしました。

 

(私の家族は愛情いっぱいです。)

人前ではなるべく泣かないようにしてきた私も、思わず泣いてしまいます。

「また、きっと会おうね」

「良い旅を!(HAVE A NICE TRIP!)」

やっぱりシモンは可愛い人、感情表現がとても豊か!

泣きながらも最後は笑顔で、ハグでお別れです。

(日本人の私は、どうもハグは苦手です。でも、なぜか?シモンとはハグしたくなってしまう。シモンはそういう人です。)

 

 

 【シルヴィアの家へ】

シモンの家へ迎えにきてくれたシルヴィア

シルヴィアの家は、ルツェルン郊外のシュバルツェンベルグ(SCHWARZENBERG)という村だそうです。

田舎とは聞いていたけれど、私のイメージするハイジの世界に近い!

少し車で行けばスーパー等はありますが、周りは放牧地で、牛のカウベルの音も遠くに聞こえてきます。

両親とは離れて、1人暮らしでした。

1軒家に住んでます。(マンションというものは周りに見えません。)

車があるし、仕事も車で行けるから生活には困らない。のどかで、平和、治安が良い、周りの人はみんな知り合い。」

それがシルヴィアのこの村の自慢、そんなこの村が住みやすいそうです。

 

まず、シルヴィアの家に着いてびっくりしたのは 、鍵をかけなかった。

部屋が大きいのは普通ですが、地下室があったのです。

「ここは何?」と聞くと、「今は洗濯室。スイスは永世中立国だから、万が一他国から攻められた時のための防空壕。」

"そう言われてみれば、スイス人の男子学生は家に持っている、徴兵制度があると話していたなぁ。"ふと、思い出しました。

 

都市とは違い、外は夜は寒い。でも、暖房が入っていて部屋は暖かい。

スイス人は、特別料理にこだわるわけでないのでシルヴィアの家でこの日食べたものも思い出せませんでした。

 

 

【明日の観光の相談】

明日からの過ごし方をシルヴィアと相談します。

「この周りは、ハイキングしたり、庭でゆっくりしたりするぐらいだから、電車でベルンに行けば!」

ハーフフェアカード(スイスの鉄道のチケットを約半額になる割引カード)を彼女も持っているので貸してくれる。

1人で観光は初めてだけど、ベルンに行くことにしました。

ルッツェルン駅までは、シルヴィアが仕事に行く前に送ってくれます。

「帰りも仕事終わる時間に合わせれば、駅に迎えに行く。」と、言ってくれました。

 

シルヴィアベルンまでの往復の電車の時間も調べてくれて、計画を練ります。

ガイドブックも持ってきていなかった。

いつも人に頼って旅をしてきたので不安で、しっかり教えてもらいます。

スイス人は英語も話せるし、案外まめな人が多いのか?

適当なところがある私には気づかない細かいところまで、教えてくれます。

電車も案外正確だそうで、安心しました。

久しぶりの再会は会話もはずみ、楽しく夜はすぎていきます。

 

そんな時、ふと窓から外をみると!

"星が、たくさん見える!!"

ここは田舎で、周りにあまり家がありません。

今日も快晴だし、空気は澄んでいて夜空がキレイでした。

"あれは、あまの川かなぁ?"そんな事を考えながら、初めてみる星いっぱいの夜空に私は興奮!

 星空に興奮している私に、シルヴィアは逆にびっくりしたようです。

「東京は星が見えないの?」

「晴れていても、綺麗には見えない。」そう、答えると

「私は東京には住めないな。」

シルヴィアが田舎に住む理由は、空気の良い自然が大好きだからだそうです。

「明日の朝は、近くのチーズ農家が作ったチーズを食べよう!

田舎は良いところたくさんだよ。」と、楽しそうにシルヴィアは話していました。

 

 

東京出身で田舎知らない私には、こんなのどかな場所で眠るのもあまりない体験で、新鮮です!

明日は、1人でベルンへ行けるかな?

 

不安いっぱいで、眠れない夜でした!

 

すごく開放感を感じる、スイスの村で眠っている、そんな体験させてくれたシルヴィアにも感謝です❣️

 

 

 
 

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