「天気が良いから、今日は絶対青の洞窟に入れるよね。」
「青の洞窟は天気だけでなく、波の状態もあるから行ってみないとわからないよ!」
私はミラノにイタリア語の勉強に来ていていました。
同居人で建築の学校へ行っているエミと、クラスメイトでオペラを勉強している男子学生(仮にアキラくんと呼びます。)と、南イタリアに来ています。
今日の観光地は、私たち3人が行きたかったカプリ島!
これはカプリ島への船の中での会話。
私たちは青の洞窟の話ばかりしていました。
カプリ島に到着までのことについて、まだご覧になってない方はこちらから、先に見てください!
【青の洞窟へ】
カプリ島というと、誰もが思い浮かべる青の洞窟。
そんな大人気の青の洞窟への行き方は、4つあります。
1、乗合いモーターボートで青の洞窟の入口へ行く。
2、カプリ島の島巡りの遊覧クルーズに参加する。(途中に青の洞窟入場が付いている。)
3、路線バスで青の洞窟近くまで行き、そこから階段降りて小船乗り場に行く。
4、タクシーで青の洞窟近くまで行き、そこから階段降りて小船乗り場に行く。
どれにしても最後は小船に乗換えて青の洞窟へ入るのですが、私たちは路線バスで行くことにしました。
まずはマリーナグランデに青の洞窟のインフォメーションがあるので、青の洞窟が開いているかどうか?確認します。
ラッキーにも開いていたので、路線バス乗り場に行きバスで青の洞窟(GROTTA AZURA)に向かいました。
青の洞窟の観光は混んでいて、時間がかかるのが事実!
どの方法で行くにしろ、一長一短です。
青の洞窟は人気があるので待つことも多い。
そんな時バスで行くと、陸で待つので船酔いの心配はありませんが、時間がかかりました。
モーターボートは青の洞窟が混んでいると、微妙に揺れるモーターボートの中で1、2時間も待つ時もあり、船酔いする人もいるのです。
バスで青の洞窟に行くには、アナカプリでバスを乗り換える必要があります。
カプリ島の道路は狭くて、カーブも多いのでバスはミニバス。
座席数は少なく、バスの本数も少ないので座れないことも多い。
ミニバスの運転手さんは、狭い道もなれているのでスピードを出す。運転があらいので、まるで遊園地のアトラクションのようでした。
アナカプリでバスを乗換えて、青の洞窟近くのバス停に到着。
(途中にバス停はありますが、アナカプリも青の洞窟も終点なので、降りる場所を間違う心配はない。)
【いよいよ青の洞窟入場】
3月はまだ観光的にはシーズンオフなので、青の洞窟に入る小舟を待っている人は少ない。
モーターボートで青の洞窟にくる人もいるので陸、モーターボートと小船は交互に来るので少し待ちました。
待ちながら、青の洞窟に入る様子を見ていると入口は小さい!
確かにあれでは波が高いと入れない。
(写真を見てもわかりますよね!)
時々高い波がやって来るようで、その時にはしばらく入口で様子を見て待ち、波がひいた瞬間に入る時もあります。
洞窟の入り口は小さいので、波の動きも利用して入る。
そのため、まったく波がないと入ることもできない。
青の洞窟に入るのが難しいのは、そんないろいろな自然の条件によるからだそうです。
なかなかの職人技、経験と勘がものをいうのか、ちょい悪オヤジみたいな船頭さんが、あの洞窟に入る瞬間はまじめな顔❗️
いよいよ私たちの番です。
小船は最大6人。
私たちは3人だけで楽に乗れて、ラッキーでした。
船頭さんの指示に従い、手を引っ込め、頭を下げて小船に寝るような感じで入っていく。
入ったら体をあげて、入ってきた小さな青の洞窟の入口を見ると海の色が青くて幻想的でした。
この、上の写真の青い色を見てください!
幻想的ですよね?
洞窟内はそんなに大きくはないので、小船でゆっくり一周して外に出ます。
あっという間でしたがとてもキレイでした。
最後に船頭さんは、「チップ、チップ」という。
それをどう感じるか?は人に違うと思います。
世界中から青の洞窟を見る為にくる観光客を喜ばす!
そのために船頭さんは、事故がないよう日々訓練していました。
敬意を表すのは当たり前かなぁ。
チップは感謝の印なので、船頭さんたちはもらうとますますやる気がですそうです。
チップの習慣はある意味大切だなぁと思いました。
私たち3人の夢だった場所だったカプリ島に来れて、青の洞窟にも入れました。
今日は、そこに働く観光に関わる人たちに感謝を感じます。
どんな仕事でも、大切。
簡単に見えても、見えない努力が必ずあるものだなぁと感じました。
陽気な船頭さん、ありがとう。
観光客を喜ばせる為に日々、頑張ってほしい❣️
GRAZIE❗️
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