私はロンドンの留学時代の友人ペトラを訪ねて、ベルギーに来ました。
私のベルギー滞在は1日だけです。
観光はペトラのオススメの町にしました❗️
さて、そこは何処でしょう?
彼女が選んだ町は"ブルージュ(BRUGGE)"❗️
【ブルージュとは、どんな街?】
ブルージュは、オランダ語圏の町で北海に近いところにあります。
運河の町なので、"北のベネツィア"又は"ベルギーの水の都"と言われている。
昔は港があり中世時代は毛織物産業で栄え、商人達が力を持っていた町でした。
しかし、年々土砂が運河に堆積し、町は衰退してしまいます。
19世紀に運河が再び整備され、観光地としてよみがえりました。
雑誌"フィガロ"にも紹介され、ヨーロッパから観光客がくるようになります。
ブルージュはもっとも栄えていた時代、ブルゴーニュ公国の支配下でした。
【ブルゴーニュ公国とは!】
ブルゴーニュ公国は百年戦争がきっかけで国ができ、今のオランダ、ベルギー、フランスのブルゴーニュ地方辺りを支配していました。
15世紀ブルゴーニュ公国を父がなくなり、引き継いだのがブルゴーニュのマリーです。
マリーは大変美しい女性でした、フランドル(ベルギーのオランダ語圏の地域)で生まれたマリーは公国内では大変慕われていました。
でも、ブルージュは商人達が力を持っていてお金もあった商人達、女性のマリーに従うこともなく反発します。
そこに、白馬の王子様のように現れて商人達の反乱をしずめたのがハプスブルク家のマキシミリアンでした。
美しいマリーのうわさに興味をもっていたマキシミリアンと、助けてくれたマキシミリアンに恋をしてしまったマリーは結婚します。
結婚から、5年後馬から落ちてマリーは亡くなってしまったのでたった5年間の結婚生活でした。
マリーは美人薄命、25歳でなくなります。
息子と娘がスペイン王家と結ばれることになるのでハプスブルク家発展のきっかけになりました。
マキシミリアンは政略結婚とも言われていますが、この話を聞くと私は恋愛結婚のように感じロマンチックだなぁと感じてしまいます。
ブルージュはヨーロッパの歴史においても重要な町でした。
面白くわかりやすく説明をしてくれたのは私の友人!
友人のお話は面白いので、またご紹介させて頂きたいと思っています。
【ブルージュの観光】
ブルージュへは車のほうが早いですが、ペトラもまだ免許がないので電車で行きました。
電車はゲントという町で乗換えないと行けないので、パリよりも時間がかかります。
アントワープからは電車で2時間半、1日観光の予定で行きました。
ブルージュの駅降りてからは、ペトラが旧市街を案内してくれます。
まず、映画"尼僧物語"の舞台になったペギン会修道院を通り、愛の湖❗️
愛の湖には、白鳥がいました。
(マキシミリアンはブルージュの市民達に幽閉されます。その後マキシミリアンがブルージュを再征服した時、代官を殺しました。
そのマキシミリアンに反発した代官の名字が白鳥だったそうです。その怨みか?白鳥に変えられ、今でも逃げられないようです。)
細い道を通り、ビール醸造所から旧ヨハネ病院、ミケランジェロの聖母子像があるノートルダム教会に入ります。(今は、有料。以前は一部は無料で見えた。)
ミケランジェロの聖母子像は映画"ミケランジェロプロジェクト"にでてきたので、ご存知の方も多いのではないでしょうか?
ノートルダム教会の中にはお話ししたハプスブルク家のマキシミリアンと、ブルゴーニュのマリーのお墓があります。(ここは当時から有料)
今でも、2人は仲良く眠っているようです。
この辺りに来ると運河沿いの景色もキレイ!
教会の後ろ側の公園みたいな所が古い建物があり、細い運河を渡ったりして景色が良いらしいので、そこを通って行きます。
なんだか楽しい町歩き、"屋根がない博物館❗️"と言われるのがわかるような気がしました。
裏を抜けると少し、広い運河沿いの道路に出ます。
やはり、ベルギーまで来て良かった❗️
声をかけてくれたペトラに感謝しながら、ブルージュ観光は続きます。
DANK U❣️
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