イタリアのパスタは、美味しいですよね?
私が食べたパスタの中で、最も心に残るのはカルボナーラです。
カルボナーラ事件!
この事件についての記事はこちらを読んで下さい。
このことがきっかけで、ロンドン留学時代の友人、モニカ宅を訪れローマ観光することができました。
【料理の前にスーパーへ買物】
カルボーナーラ(CARBONARA)は日本でもレストランにあるメニューなので、ご存知の方が多いと思います。
モニカは、「料理があまり得意でないのでレパートリーが少ない。」と、言っていました。
ローマ2日目の夜、カルボナーラを作ってくれることになります。
サラダ用の野菜を買いにスーパーへ!
初めて入るイタリアのスーパーは美味しそうな野菜が並んでいました。
表示単位は1キロ。しかも安い!
パプリカ、ナスが大きいく新鮮で美味しそう。たくさんのフルーツが安い。
トマトとルッコラをサラダ用に買いました。
カルボーナーラの材料は私が着いた日に作ってくれる予定だったそうで、買ってくれてあったのです。(準備の良い、親切なモニカ❗️)
【本場のカルボナーラとは】
モニカがまず、カルボナーラの説明からしてくれます。
カルボナーラはローマ料理、発祥と言われるレストラン"LA CARBONARA"がローマのカンポ・ディフィオーリ広場(CAMPO DE’ FIORI)にある。
材料はパンチェッタ(イタリアのベーコン)、卵、チーズ(ペッコリーノロマーノ、パルミジャン、マスカルポーネ)、スパゲッティー。
日本で食べるのとは違い、クリームを入れません。
彼女に「クリームを入れないのか?」「なぜ、そんなにいろんなチーズを入れるか?」聞いてみました。
「本場ローマの伝統で卵しか入れないから❗️でも、卵だけで作るのは難しいのでクリームを入れるのではないか?と思う!」
「チーズは、ローマのチーズがペッコリーノロマーノだから使う。他のチーズはお好みで!」だそうです。
「マスカルポーネを入れるのは、彼女のお母さまの知恵。クリーミーになるので失敗しにくくなると思う。」と、話していました。
最初にすったチーズと卵を解いたのを混ぜておきます。
パンチェッタを炒め、湯がいたスパゲッティーを入れて炒め、チーズと卵を混ぜたのを入れてあえたら出来上がり!
この火加減が難しい、強いと卵は炒り卵になってしまう。
モニカはよく炒り卵になってしまうからと、その日は火を消して余熱で作っていました。
モニカのママはやはり料理が上手で、卵がクリーミー、チーズの量ちょうどよくすごく美味しいらしいです。
余熱で作っていたので炒り卵状態にはならず、上手に出来上がりました。
卵が、ほとんど生の状態なので卵が新鮮でないとダメ、美味しい卵を使う必要があります。
カルボナーラも家庭料理だから、使うチーズは人による。と、話していました。
「もし、自分で家で作るならペッコリーノロマーノを使ってほしい。ぜひ、お土産に買っていってほしい。」と言われました。
イタリア人の食へのこだわりは強いようです。
カルボナーラはスパゲッティーか、リガトーニ(太いマカロニみたいな形をした物)。
どんなパスタを使ってもよいわけでない。ソースにより合うパスタが違うと。
そもそも、パスタとは短い形の物を総称して言っているだけで形により名前が違うと。
【カルボナーラで楽しいディナータイム】
外では、マジメなモニカはお酒はあまり飲みませんが、カルボーナーラは赤ワインが合うからとワインも出してくれました。
モニカの作り方をみていたおかげで、日本に帰り、家でカルボーナーラを作ってみたら好評。
ただ、日本のベーコンではやはり本場の味にはならない。
イタリアのパンチェッタを使わないとダメです。(パンチェッタは日本でも、最近は手に入ります。現地から買って帰ることはできません。)
卵を入れたときの火加減はやはりむずかしく、私もモニカと同じ余熱にしました。
カルボーナーラは唐辛子は入れないので、最後は黒胡椒で味を調整します。
あまり、料理しないからパスタ類ぐらいしか作らない。と、言うことでサラダとカルボナーラのディナーでしが、本場の味を知ることができて楽しい夕食でした!
イタリア人だから、料理を毎日作るわけでもなく働いているとなかなか難しいので外食も多い。と話していました。
ワインを飲みながらの食事なので、会話がはずみます。
仕事は見つけたけど、モニカの本当にしたい仕事とは違う。働くことを迷っているようです。
結局、頭の良いマジメなモニカはまたロンドンに勉強に行きました!
初めて、奥深いイタリア食文化にふれ、イタリア料理に興味を持った夜でした❣️
カルボナーラを作ってくれたモニカに、今でも感謝です。
コメント