スイスのルッツェルンから、イタリアのローマまでは約900キロ以上、電車で何時間ぐらいかかると思いますか?
ルッツェルン郊外に住む、ロンドンの留学時代の友人シルヴィアが調べたところによると、約9時間です!
シルヴィアからのアドバイスはミラノで乗換えが便利。
ミラノからの電車は始発でも遅れる可能性があるから、ルッツェルンからの出発は早い方が良い。
ユーロスターの指定席券は何があるかわからないので、ミラノ着いてから買うことにしました。
【スイスとお別れ】
夏のスイスは日の出も早いし、シルヴィアは毎日早起き!
7時には、ルッツェルン駅着くように家を出ました。
(この時間なら仕事に行く前に送って行ける!と、シルヴィアの心遣いです。)
ルッツェルン駅には改札がないので、電車までシルヴィアは送ってくれました。
「気をつけて!(TAKE CARE!)」
「良い旅を!(HAVE A GOOD TRIP!)」
「この経路は景色が良いから、車窓からの景色も楽しめるよ!」
「イタリアでは駅構内、電車の中のスリにも気をつけてね!
シルヴィアからの言葉に、期待いっぱいでワクワク半分、不安半分でした。
【ミラノまでの電車の旅】
ルッツェルンから電車でイタリアに行く時に、余裕あれば、ルガノ湖に立ち寄ったりするのもお勧め!だそうです。
ルガノ(LUGANO)はスイスのイタリア語圏。
イタリアとの国境に近い街、山と湖がキレイだそうです。
途中下車しても、新しくチケットを買う必要はありません。
ルガノ湖をすぎるとイタリアに入ります。
また、湖が見えます!
それは、"コモ湖(イタリア湖水地方代表する3つの湖の一つです。)"
コモ湖をすぎたら、ミラノはすぐでした。ここまでは少し遅れた程度です。
【ミラノから、ローマへ】
英語が通じるか?貴重品盗まれないように!緊張感いっぱいでした。
ミラノ中央駅は案外わかりやすく、チケット売り場もすぐわかります。
「電車の指定席券を買うなら、調べた電車の番号を書いたのとユーレイルパスを見せれば簡単!」シルヴィアのアドバイス通りにしました。
案外スムーズで指定券を買って、チケット売り場の人に言われたホームへ、向かいます。
すでに電車はいました。
そこで、シルヴィアの言葉を思い出します。
「絶対、イタリアでは確認が必要!」
ホームに電車案内があります。よく見てみると、電車の番号が違う。
係員にチケット見せると、電車が違うと言われました。
急いで、電光掲示板を確認。
チケット売り場の人が言ったホームと違う!あわてて正しいホームへ。
時間に余裕を持っていてよかった。
日本とは違う。なぜ?チケット売り場の人も間違えるのか?不思議です。
考えている暇なく乗り込みました。
ここでも、後ろの男性が私のスーツケースを軽々持って、何も言わず棚にあげてくれます。
優しい人に、感謝。イタリア語がわからないので、「サンキュー(THANK YOU)!」としかいえなかった。
ちょっとしたとき言葉を知っていると使えるのに残念です。
勉強しておけばよかった。
英語がわかるスイスでさえ、私が友人のマネして「メルシー」って言うと、みんな嬉しそうに笑顔で言葉をかえしてくれる。
ローマでは、ロンドンの語学学校の友人モニカが、ホームまで迎えに来てくれます。
安心して、電車の旅を楽しめました。
結局電車は、始発といえども数分遅れで出発。
電車の中で落ち着くと、ミラノの暑さを思い出してしまいました。
日本よりはマシだけど、スイスから考えると湿気も感じます。
電車の中は、ユーロスター(イタリアの新幹線)なので、冷房は効いていました。
1人旅だと、つい人間ウオッチングしてしまいます。
日本人とちがう人の行動を見つけるのは、なかなか楽しいですね!
電車の中で驚いたことは!
1。電車の中での、携帯電話での会話。
2。座席を間違える人が多い。
3。犬を連れて乗ってる人もいる。(ケースには入っている。)
イタリアに、入ってもやはり天気は良かった。
天気は良いのによく電車は止まり、駅に着く度に遅れていく感じです。
これでは、定刻に着くわけはないなぁと思いました。
シルヴィアいわく、イタリア人は時間にはルーズ。
でも、モニカはロンドンで約束に遅れたことはなかった。
(許せる範囲内、しかも少しでも遅れたら必ず謝る。)
まじめな人で、少し心配性のところもあるぐらいです。
結局、電車はローマへ30分遅れで到着!
駅にはモニカが来てくれていました。
やはり、時間通りに来て待っていたそうです。
「会えなかったらこまるから!」と、やさしい一言!
ローマテルミニ駅から、モニカの家はトラムでも行けるようですが、タクシーにしました。
モニカは1人暮らしを始めたばかりだそうです。
"ローマは1日にしてならず!"
この言葉は、よく覚えていてずっと行きたかった❗️
あこがれの街にやっと到着した嬉しさは、いまでも忘れられません。
彼女の家に着いたら安心して、明日のことも話さず寝てしまいました。
モニカ、ありがとう❣️
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