フランスの滞在も終わり、次の目的地はスイスです!
フランス語が話せない私を心配し、ロンドンでホームステイ先が一緒だったサンドリンはリヨンの駅まで送ってくれました。
クールだけど優しい人です。
ユーレイルパスでの旅ですが、当初の予定より目的地が増えました。
新しくチケットを購入する必要も出てきます。
旅費を安くしないといけないので、電車代を調べて安い区間は新しくチケットを購入することにしました。
国により電車代は違うので、一概に距離が長いから電車代が高いわけではないのです。
調べると、スイスは電車代が高い!
この区間はやはり、ユーレイルパスのほうが良いという友人の意見にしたがいます。
ジュネーブ経由でルッツェルン(LUZERN)へ向かいました。
スイスというと"アルプスの少女ハイジ"と"チーズ"しか思いうかばない無知な私。
でも、それだけに知らない世界への期待でいっぱいです。
ジュネーブ近くなるとレマン湖が見えてきました。
車窓からの景色を楽しみながら、ロンドンの学校生活を思い出します。
何故か?留学生の半分はスイス人というぐらいでした。
私が受けたスイス人のイメージは。
"日本人と金銭感覚似てる"
"生活に余裕がある"
スイス人留学生と話して聞いてみて驚いた事!
"生活水準の高さ"
"企業の従業員教育システムの良さ"
留学前私は、日本は物価は高いけど、給料は世界でも良いほう。
もちろん、ヨーロッパより生活水準高いと思っていました。
スイス人男子は全員金融です。
企業のお金で勉強に来てるそうで、話を聞くと給料も高い。
「スイスは最低時給20スイスフラン(約2,000円)だよ。」
と、話していました。
女子は2人。2人とも、ルッツェルン出身です。
1人は高校生。1人はやはり、会社のお金で留学していました。
私が特に仲良かったのは、高校生の女の子で名前はシモンです。
私より年下ですが、シモンは背が高く、顔は小さく、痩せていてモデルのようでした。
毎日化粧バッチリでキレイだけど、可愛いイメージでよくもてます。
背の小さい私より年上にみえました。
週末はパブにも良く行った!
ビールを飲んだり、おしゃべりしたり楽しい一時を思い出します。
恋話は女子の間では必ずしますよね?
シモンにはスイスに彼氏がいました。
しかし、密かにシモンを好きだった人は学校にたくさんいたと思います。
その中で一番情熱的だったのはコロンビア人男子のカルロスでした。
カルロスとの出会いは、私の第1話に書いてありますので、先に読んで下さい。
最初は困っていましたが、そのうち2人は付き合うようになりました。
カルロスはコロンビア、ボゴタ(BOGOTA)出身。
南米から来ている学生たちはお金持ちばかりで、カルロスも誘拐されかかった事もあるぐらいお金持ちでした。
(ボゴタは治安が悪いそうです。)
結局彼女はスイスにいる彼氏とのカルロスとの間で悩みながらも、付き合うことになります。
シモンは私にカルロスとの話を嬉しそうに、よく話してくれました。
背はシモンのほうが高いけど、カルロスは体はガッチリ、顔は可愛くて優しい人です。
2人一緒だといつもベタベタ。
見ていて、とても微笑ましかったです。
6月のコースが終わりの頃、そろそろ帰国が近づいた頃には、シモンはカルロスに夢中。
「ヨーロッパと南米はあまりにも遠い。離れるのはイヤ。
コロンビアに行く!」
シモンは情熱のあまり、こんなことを言い始めるようになりました。
でも、9月から2人は大学生になります。
別れざるを得なかった。
シモンは目を真っ赤にして、毎日泣いている。
それでも最後はお互い笑顔で母国へと、帰って行きました。
(カルロスのほうが最後まで泣いてた。)
"2人は連絡取り合っているのかな?"
そんなことを考えながら、ルッツェルンに電車は近づいて行きます。
スイスの風景は湖が多いですが、アルプスの高い山はまだ見えてきません。
丘陵地帯が続いていました。
また!湖と思ったら、ルッツェルンに到着です。
案外、都会!がルッツェルンの最初のイメージでした。
ルッツェルンの駅は小さくわかりやすい。
駅にはシモンが家族で迎えに来てくれていました。
"まだ、泣いているのでは!"と、心配しましたがシモンは笑顔でむかえてくれます。
「会いたかった!」と、ハグであいさつ❣️
長かった電車の旅も、彼女の笑顔で吹き飛びました。
シモン、出迎えてくれてありがとう❣️
いよいよスイスの旅スタートです。
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